長尺アンジュレータを持つ超低エミッタンス放射光源の研究
Design Study on Ultra-low Emittance Ring with Very Long Undulators
本光源リングのオプティックスには2つのモードがあり、極低エミッタンスモード(ULEM:1GeV,0.7nmrad)と低エミッタンスモード(LEM:2.2nmrad @1GeV, 5.6nmrad@1.6GeV)である。直線部分は12箇所あり、うち2本は29mであり、一方には27m長尺アンジュレーターが挿入され、もう一方はsaw-tooth(鋸の波状)となっており、4本の5m級挿入光源(ID)が同時使用可能となっている。リングの主たる特徴は、極低エミッタンスモードの実現と、27m長尺アンジュレーターの挿入である。すなわち、およそ100eV以下の光において回折限界に達しており、27mのIDからの光の輝度は1020を越えている。
設計概念1(ラティスデザイン)
設計概念2(運動量のズレの影響)
設計概念3(誤差の影響)
OPTICS、Lattice & Dynamic Aperture
OPTICSの図
saw-toothあり (ULEM、LEM)
saw-toothなし (ULEM、LEM)
ダイナミックアパーチャー、OPTICSの数値
saw-toothあり (ULEM、LEM)
saw-toothなし (ULEM、LEM)
誤差の影響と補正
概略
方針(分散関数、ベータ関数の補正の効果)
方法(条件付固有値法:解説/プログラム)
結果
色収差の補正 (without saw-tooth)
IBSによる emittance growth (without saw-tooth)
24回対称のRing (ULEM)